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2012.05.21

紙媒体の反撃、写真雑誌 「IMA」

久しぶりの文章ブログです。

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そして、久しぶりに胸が熱くなるような思いをしています。写真家として。
ネット上の噂のひとつとして気になってはいた、写真雑誌「IMA」
現在「創刊準備号」と銘打って、全196ページが無料で手に入れられます。
内容は・・・紙媒体、手にとって、そして読んで、体験して欲しい!

(写真家なら情報収集源として書店・ギャラリー、アチコチ巡ってるだろうから、
特には「東京都写真美術館」内のNADiffには、置いてある。
恐らく、青山キラー通り界隈の書店には置いてあるのではないかと思われる。)
ネットからも入手出来る手段があるようなので、遠方の方も是非トライを!)


写真雑誌 「IMA」創刊準備号は、
「写真の本質とは?本物とは?本体とは?つまり写真とは?」
その問いに全て全面で応えようとするコンセプトと強度を持った、準備号!
A4サイズの大きな誌面!カラーインクの匂いが沸き立つ良質な印刷・・・!

川内倫子大森克己野村佐紀子春木麻衣子
August Sander, Ricardo Casese, Phil Borges, William Eggleston …
more! more! more!!!! だ!という本気なる面子たちの本気写真!

そしてそれは決して写真家だけではない。
舞台の裏側に回りがちの、世界中の出版者たち・・・
彼らはデザイナーでもあり、ディストリビューターたちでもあり、
個性のあるプレイヤーも兼ねてしまう威力を持った暑苦しい人たち。

佐内正史の写真集を主に、蜷川実花大森克己、森山大道の写真集のデザインを手が
け、それを世界に発信していることでも有名な、
マッチ・アンド・カンパニー代表のデザイナー町口覚。

森山大道の過去のプライベート誌「記録」シリーズを見事に現代に蘇らせ、
現代に展開を試み、更には細江英公やマイケル・ケンナなどの「大御所」たちとも結託し
銀座BLDギャラリーで「本物の写真」を現代の眼で切り込む、
アキオ・ナガサワパブリッシングの代表であり、
銀座BLDギャラリー代表でもある長澤章生。

写真家の「意思」を真正面から受け止め、
世界に発信する不可欠な存在たちの活躍までをも!

皆表舞台には出ないけれども、写真家たちと同列の系譜で語ることの出来る
「若い油の乗ったクリエイターたち」だと思っている。
これからの写真時代を築いていく礎たる面々だ。

そんなそんな豪華な面子が豪華な装丁で本気をかましてくれるパンチ。
これぞ、カウンターカルチャーの、久しぶりに感じた「ナマの情報」・・・!!


ネットは便利で Flickr など当ブログでもよく利用しているが、
本来は写真は紙、それも六つ切り以上~全紙。
出来れば「生のプリントで見るものだ」と、僕は思っている。

僕だって現代の写真を撮っている写真家の一人として、
切り込み、そして関わり、
そして「新しい現在の写真」を発展させて行きたいと思っている!

書いているだけで興奮してしまい前置きがいささか長くなったが、
写真雑誌「IMA」が季刊で発行されます。2012年8月創刊!!

正直、物凄く大きな勝負を賭けたと思う。
このクオリティ・・・全面から客観的に見たこの高いクオリティを維持しながら、
さらに発展させていくのは、大難事になるだろうことは容易に予想出来る。

けど…だけどさ…、
「でもやるんだよ!」っていう所を、僕は一読者としてでも買いたいし、
また広め啓蒙して行きたいと思うよ!

写真雑誌 「IMA」の詳細情報は下記からどうぞ!
http://imaonline.jp/list/imamagazine


・・・ここからは、僕の青春。熱かった90年代カルチャーについて、
写真雑誌「IMA」の準備号を手にして、
ふつふつと思い起こされた思い出と共に言いいたい。

写真関係なくなるから、「IMA」の情報はここまで!

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・・・ここからは、僕の青春。熱かった90年代カルチャーについて、
写真雑誌「IMA」の準備号を手にして、
ふつふつと思い起こされた思い出と共に言いたい。

かつての90年代、カルチャーは全てが熱かった時代。
カルチャーに対するカルチャーとして、
カウンターカルチャーや、サブカルチャーなどの言葉。
略して「サブカル」など言われていたあの頃。
インターネットがまだ黎明期で、僕が高校生の時は携帯電話すら珍しく、
主流な通信機器は主に「ポケベル」でした。皆公衆電話に並んだものだ。

その頃をティーンとして多感に過ごした僕らの情報源はいつも「紙」だった。

記憶に残り今も手元に大事に残してあるのは、
写真家HIROMIXを表紙とした「STUDIO VOICE」
TECHNO DJ 田中フミヤのモノクロ写真を表紙とした 「SWITCH」
若かりし頃の僕らを扇情した 椎名林檎、YUKI を表紙とした「H」

CLUB MUSIC誌も熱かった。
今思えば奇跡のような雑誌だったテクノ専門誌「Ele-king」(今復活の兆し!)
「loud」「Remix」読み漁り、渋谷レコード街を1日かけて回り「フライヤー」を収集し、
面白そうな Party情報を見つけては胸トキメキながら遊びに行った、あの頃。

紙。
紙だったんだよ。

それは退屈だった2000年・・・
いわゆる「ゼロ世代」への燃焼終焉を告げる「祭り(レイヴ)」だったのかも知れない。

でも僕はアンチ現代じゃないよ、iPhone も iPad も便利なツールだと思う。
でもさ、「インパクト」に欠ける、「ダイナミズム」に欠けるところは否めない。
僕が今使っているデジタルカメラだって、それは否めない。
上記にあげた写真家の方々は、皆フィルムなんだ。
でもさ、デジタルから始めて写真を勉強してんだから、今はフィルム出来ないよ。
でもいずれはやらざるを得ないというか、やりたいさ!僕が2人居ればさ!
って思うよ!

Hip Hop MC の 漢(KAN) が手短に気持ちをライミングしてくれているので引用する。

猛者 -Mosa-/DJ Krush Feat. Kan
「頭脳はデジタル化でも心はアナログ、
過去の記憶サンプリング思い出のカタログ」

そして最後に北野映画の名作「キッズ・リターン」より。

「俺たちもう終わっちゃったのかな」
「バカ野郎、まだはじまっちゃいねぇよ」





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